Waste
Treatment
and
Recycling
廃棄物処理・再資源化

カーボンニュートラルと循環型経済の実現に向けて

2020年10月、日本政府が、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を目指す方針を打ち出しました。現在、産業界全体において環境負荷の低減と持続可能な事業運営が強く求められています。
レナタスグループは、産業廃棄物の中間処理を通じて、廃棄物の適正処理と再資源化を推進し、環境負荷の低減と資源循環型社会の実現に貢献すべく日々の事業活動を行っています。私たちの取り組みは、カーボンニュートラルの達成に向けた重要な一歩であり、企業の社会的責任を果たすと同時に、将来にわたる持続可能な成長を支える基盤と考えています。
排出業者様や協力会社との信頼のもと、これまで培ってきた技術やノウハウを活かしながら、環境と経済の両立を図る取り組みを進め、地域社会とともにより良い未来を築いてまいります。

最適な環境ソリューションの提供

私たちは、全国に広がる営業ネットワークを活かし、地域ごとの法規制やニーズに対応した最適な環境ソリューションを提案・提供しています。産業廃棄物処理に関する豊富な知見と実績をもとに、収集運搬から中間処理、再資源化に至るまで、一気通貫でサービスを提供することが可能です。
また、各拠点が密接に連携することにより、お客様からのご相談やご依頼に対し、迅速かつ的確に対応することができる体制を整えています。スピードと柔軟性を兼ね備えた対応力により、企業活動に伴う環境課題の解決を力強くサポートいたします。

最適な環境ソリューションの提供を可能にする
5つの経営資源

全国に展開する
営業ネットワーク

47都道府県の
収集運搬許可

多様な車種の収集運搬車両
448(2025年3月時点)

関東・東海・北陸・関西・九州の
主要エリアの産業廃棄物
中間処理工場17工場

各地域での協力業者
(収集運搬・中間処理)との連携

廃棄物の適正処理・
再資源化を担う各地域の工場

レナタスグループでは各エリアに配置された
産業廃棄物の中間処理工場で
様々な廃棄物の適正処理及び再資源化を行っています。

ピンをクリックすると
各工場の情報が表示されます

多様な再資源化メニュー

排出事業者様から回収した廃棄物は、レナタスグループの中間処理およびその後の各委託先事業者において、以下のように多様な方法で再資源化されます。

サーマル
リサイクル
廃棄物を焼却する際に発生する廃熱を利用し、熱回収(サーマルリサイクル)による発電を行っています。火力発電所と同様に、廃熱を用いて蒸気タービン発電機を回して電力を生み出しますが、最大の違いは燃料として廃棄物を使用している点です。これにより、温室効果ガスの排出抑制に貢献するだけでなく、商用電源に依存しない自立運転で、停電時でも廃棄物の受け入れを継続することができます。
セメント
リサイクル
お客様から出された廃棄物をできるだけ埋立処分にせず、資源として有効活用するゼロ・エミッションへ向けた取り組みの一つとして、廃棄物を混合処理や焼却処理したのち、セメント原燃料としてリサイクルしています。
混合処理施設にて調整することで生成したセメント原燃料は、セメント会社の要請する厳しい基準をクリアしたのち出荷されます。また、焼却設備から排出される燃え殻も最新鋭の設備により有害物質が抑制され、同様にセメント原燃料として活用されています。
再生燃料
廃棄物の性状や混合反応性等の検査を行い、安全性にも十分配慮した上で、廃油・廃液剤等の高カロリー原料と廃アルカリ等の低カロリー原料を混合攪拌し、石炭代替燃料として再資源化しています。また、鉱物油類は連続遠心分離方式により不純物を取り除き、重油類相当の再生燃料としても再資源化します。
土木資材原料
汚泥やばいじん等を必要に応じて薬剤を添加しながら混合し、水分や成分を調整した上で土木資材原料として再資源化します。また、焼却後の焼却灰を溶融・冷却し、固化することで得られる溶融スラグは、土木資材として活用されます。その他、再生砕石・再生土・路盤材などへの各種マテリアルリサイクルも行っています。
金属・
プラスチック・
木材の再利用
破砕・切断・圧縮された金属・プラスチック・木材などは各需要家へ販売し、鉄鋼原料や再生プラスチック、再生木材、堆肥材料などに再利用されます。
水資源
廃酸、廃アルカリ、汚泥などの中和や成分調整の処理を行います。成分調整後は焼却炉や焼成炉の温度調整水になるほか、燃料化事業での低カロリー原料にも用いられます。また、微生物を用いた環境にやさしい処理方法なども取り入れ、適正処理後水資源として再生しています。
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